2025/05/07 12:15

いつもご覧いただきありがとうございます。
須山農園のひろきです。

今回須山農園初めての短期バイト募集についてのお知らせです。

今まで募集を告知したことが一度もなかったので緊張しておりますが、西条柿の摘蕾・摘果作業を一緒にやってくれるメンバーを募集しています!

そもそも摘蕾・摘果とは何か?

摘蕾・摘果は、柿の蕾や果実の数を減らす作業なんですが
収穫したい実に養分を集中させ大きくし、また来年実を付けてくれる枝を確保するためにもとても大切な作業です。

新しい花芽の枝に1~3個くらいの実が付くのですが、最初は摘蕾で1個にし、その後葉っぱ約15枚に対して1個程度に摘果していきます。
最初のうちは手でぽきぽきととれるのですが、実が大きくなってくると同時に硬くなりハサミで切らないといけなくなってきます。

なり年、不なり年

田舎では一軒に一本は柿の木があるんじゃないかと思うくらい庭先に柿の木がはえています。
しっかり手入れしている人もいるかもしれませんが、ほとんどの人がほったらかしにしていて
秋になると「今年はなり年だ!」「今年は全く収穫できなかった!」などの話が出てきます。

こういうなり年・不なり年の要因ひとつにもなっているのが、「摘蕾・摘果」をするかどうかだったりします。
実がたくさんついたからと言ってたくさん実を残すと、その年はたくさん収穫できても、次の年に実を付けるための枝へ栄養が行かず、来年は実を付ける枝が少なくなる。だから、次の年は不なり年になり実が全然つかない、と言ったことになります。

農業で生計を立てていますので、なるべく毎年大きな柿を同じ量とれるようにしておかないといけません。
だから、私たちにとって、この摘蕾・摘果作業は非常に重要な作業になります。


初めての求人について思うこと

冒頭にも書きましたが、大々的に求人募集をかけるのはこれが初めてになります。
今まで、いろんな縁に結ばれながら面白い仲間が集まり、いまに至るのですが(そう考えるとほんと不思議でありがたい限り)

昨年の振り返りや今年の計画をたてる中で、やっぱりどうしても柿の栽培管理をしながら、野菜の栽培も進行するとなると、5-7月の摘蕾・摘果シーズン、10-12月の柿の収穫加工シーズンに人が足りなくてキャパオーバーになってしまうよね、という話になりました。

そして何より、自分を含め今いる仲間みんながそれぞれに成長してきたし、新しい短期の仲間が増えてもうまく回りそうな段階にきたなと思えるから一歩踏み出せた気がします。
これらをみて「やりたい!!」の声が上がるといいなぁと思いながら、より良い方向を模索していけたらいいなと思っています。


すやメンについて

須山農園ではメンバーシップという体験プログラムも組んでいます。(詳しくはこちらから
すやメンでは、短期雇用型ほどはがっつり体験したくないけれども、須山農園や大庭の事をもっと知りたいとか、いろんな体験したいという人向けの少しゆるっと作業できるプログラムです。

私が大学生の頃、働きたいわけではないけれども農作業の現場にでて体験してみたい!とか、もっといろんなことを地域や農業の事を知りたい!と、丸一日や二泊三日泊まらせてもらって作業させてもらった事があります(いっぱい迷惑をかけ、いっぱい学ばせてもらいました!)

島根県内十数件の農家さんに相手してもらったからこそ今私は島根にいて、農業をしていると思うし、いろんな仲間が集まる面白い場所にもなってきているんじゃないかと思っています。
だから、今私にできる事は何か?と考えたときに、「すやメン」の様な生産現場と消費者が繋がれる空間を、経営が持続できる範囲内で、生み出せたらいいなと思っています。



まとめ

ということで、今回摘蕾・摘果メンバー募集という名の短期バイトの告知でした!

お昼ご飯はみんなでまかないランチが食べられるのもおすすめポイントです!

これからどうしようか?と悩める大学生や、転職中の方
須山農園に興味ある方や農業を知りたい、やってみたいという方は是非ご連絡ください。



連絡先
E-mail:suyama.nouen@gmail.com
須山農園  担当:須山大輝