2025/11/20 22:22

西条柿には4つ溝があるのが特徴なのですが、今年は4つ溝ではないくらい割れてしまい、変形した柿が増えていました。


須山農園だけの事では無く、島根県内各所で『変形果』が多くみられたとの事でした。

そのことについては、山陰放送さまやTBSさまにも取り上げていただき、一時期話題になりました。



変形果とは?


通常の西条柿はこの写真のように4つ溝がある可愛らしい柿です。

ですが、今年はこの4つ溝がさらに割れたように変形してしまうものが多く出てしまいました。



なぜこのように変形したのか?


県内農業技術センターや研究者の話によると

1つは、昨年の猛暑による枝へのストレス
もう一つは、今年の新芽に大きな寒暖差

この2点のどちらか、または両方から影響を受けているとのことです。
ざっくりと説明すると
初期段階の細胞分裂の時に、通常なら四つの細胞が引っ付いてから細胞分裂していくはずなのに、何らかのストレスなどで、引っ付くべきところが離れてしまい、そのまま成長してしまうことで天狗のようになったり、バナナのようになったりするのではないかと言われています。


そんなこんなで、現在西条柿の収穫が終わりを迎えています。
収穫量は昨年よりも少なくなりそうです🥲

そして、この変形果は今年1年で終わらずら、来年にも影響するかもしれないとのこと。

天候の影響、本当にすごいです。
出雲の方面では霜の被害が酷かったそうで、島根県の西条柿はかなり大ダメージを受けております。

それでも、天候のせいにばかりしていても進みません。
今年の経験、今までの経験
全部ひっくるめ、改善できることはしっかりとやっていきたいと思います。


少しでも西条柿のこと、農業のこと知ってもらえると嬉しく思います。