2023/01/29 22:21
須山農園は、国宝でもある神魂神社のそばで日々農業をしており
先代、先々代もっと前から神魂神社の氏子として、守っていただきながら今日に至ります。
《大雪積もる神魂神社》
祷家神事とは、五穀豊穣を願って伝承されてきた行事です。
起源は不明らしいのですが、十世紀よりももっと前からみたいです。
この神事は、神魂神社近辺の地区内をいくつかの組に分けて、神籤(みくじ)で当番組が決まり1年の神事が行われます。
今回(2023年)は、僕が住む地区が当番組になりました!
当番組からは、祷人(とうにん)1名、通(かえ)2名、元締1名などなどが選ばれます。
祷人とは、この祷家神事の祭主のことで、通(かえ)は祷人の介添いをします。
なんとありがたいことにこの度、通(かえ)に任命されました!
祷家神事の内容を間近で体験できるという意味でも、すごくうれしいことです。
(昔は祷人に厳しい精進潔斎を求められたそうです。今は、昔ほどではないものの月3回の神魂神社への早朝参拝や葬儀・法要・盆などに参列してはいけない、など決まりごとがあるそうです。)
そして今日は『柴たて』という神魂神社の境内にお柴を立てることをしました。
4mほどにもなる大きな榊の木を前日に用意し、2本立て
↑蛇注連(じゃじめ=大蛇に見たてた大きなしめ縄です)をくくりつけているところ
十数人で朝8時から12時30分頃までかかり何とか完成しました。
すごく立派です。
昔は、この柴立てを祷人の外庭に神の依り代として作られていたそうです!!!
まず広い庭が必要!!
すごいぞ昔!!
すごいぞ昔!!
とまぁ、ありきたりな言葉でしか表現できないのが申し訳ないところですが
こういった昔から口伝に受け継がれている神事に関わることができているのは、ありがたい貴重な経験だなと思いますし
これこそ生活の豊かさであるなぁと思います。
そして、こういった神事を『観光資源にしよう』みたいな流れになっていないのも、感慨深いものがあって
神魂神社やこの地域の人の特性というか、奥ゆかしさ?があっていいなぁと思ったりもします。
(氏子が減ったり、神事自体の負担が重い感じになって継続が難しくなることもあり大変な側面もあるようですが。)
何はともあれ
今年も一年怪我無く、須山農園のみんなも、地域の人も健康に楽しく生活できますように。
ということで、そんな神事をし、日々自然の恵みに感謝をしながら本気で作っているドライフルーツがこちらです
↓
いやぁ、この流れからの西条柿の宣伝は無茶かw
無茶すぎたな
今回の祷家神事の話とは、直接関係はないですが
美味しく仕上がっておりますので西条柿のドライフルーツ及び干し柿の方もよろしくお願い致します。
↓