2023/12/17 21:52
農園長のひろきです。
島根では、昨日から一気に寒くなって冬景色になってきました⛄
ホウレンソウのハウス内にも少し足を延ばしてみたら、ちょっとだけ蒔いていたわさび菜が美味しそうに大きくなっていました。
須山農園では、柿シーズン(10~12月)はほとんど野菜は出荷せず、年末以降から本格的に野菜出荷が始まります。
しかし今年は残暑が長引き、ホウレンソウや大葉春菊が思っていたよりも大きくなってしまい、年末出荷予定分を時間がない中前倒しで出荷したりしました。
季節・天気に大きく影響を受ける農業だけど、その中で臨機応変に対応していく能力がとても大切なんだなと思います。
そんな私たちも
先月11月で就農6年目突入しました✨
支えてくれる家族や仲間、いつも当農園の野菜や柿を買ってくださる方々あってのことだなと思います。
本当にありがとうございます。
これまでの5年間を振り返る内容は今度から書いていこうと思っていますが
今回は決意表明といいますか、ブログを毎週更新していきます。
私今年で30歳になりました。
出身は兵庫県丹波市というところなんですが、大学入学に失敗し浪人してから島根大学に入学しました。
その時がちょうど20歳になる年で、よく考えると島根に移住してから10年の月日が経ったことになります。
いろんなことがありました。大学入学後も地域社会に足を踏み入れ、いろんな経験をさせていただきました。
今思えばよくそんなことできたなw、と思うようなことも大学生という名のもとやっていました。
いろんな方に育てていただいたなと思います。
いろんな方に育てていただいたなと思います。
そんな私も30歳なんだなと思うわけです。
今までいろんなことをしてきたけども、今は農業という職業に没頭する日々です。
婿養子として就農はしたものの、5年間も続けて来れてよかったなと。
結婚してなかったらこうも続けられたのだろうか?とさえ思います。
地域社会に婿養子として入ったわけですが、私たちが農業をしているこの地域にもだいぶ馴染むことができ、いろんな近所の農家の方に面倒をみてもらってここまでやってきました。
だからこそ見える農業に関連する地域のあり方、文化・歴史などもあります。
しかし、これから必ず起こる「高齢化」の波にそれらが飲み込まれいつの間にか「無くなってしまった」ということが起きてくるんだろうなとも思うのです。(実際に無くなってしまった地域の神事もあります)
私たちのやってる農業は何なんだろう?
この農業をしている大庭という地は何なんだろう?
この地で生まれてきた文化は人の老いと共に無くなっていくんだろうか?
ここまで連綿と紡がれてきた想いは現代の情報の渦に巻き込まれ一度途絶えるんだろうか?
ただ農業をしてればいいのかもしれないけれども、地域と密接に関わる小規模な農家だけあって、そう簡単に「地域の文化なんか知ったこっちゃない!」なんてことは出来ないのです。
話が大きく広がりすぎましたが、そんなことを考えている自分が今頑張らないでどうするんだ!と思うわけです。
何も変わらなくて大丈夫なのか?と思うのです。
あと10年経てば40歳です。
近所の農家の多くは80歳以上になります。
その上で、須山農園やこの大庭が何を残し、何の価値を紡いでいけばいいのかはまだ分からない。
分からないけど、でもできることからするしかない。
そんな風に今思っています。
だからってのも変な話かもしれませんが、毎週日曜日このブログを更新していこうと思います。
来年から始める、とかしてもどうせやらない理由を作ってしまうと思うので、今日からさぼらず更新していこうと思っています。
農業のこともそうですが、この地域のことも、この地から価値をどのように生み出していくのかということも、また日常も。
興味ある人はまた見に来てください。
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