2024/01/15 00:04
今回は就農2年目。2020年について振り返りです。
この振り返り編では、現在の私(2023年12月時点)が思い出す、「ヒトの流れ」と「ひろきの心境」を中心に、当時を振り返っていきます。ただし、過去の心境と現在の気持ちが少し異なることもありますが、当時の実際の雰囲気を感じてもらえるような文章を目指しています。なお、当時のリアルな声や雰囲気は、YouTubeの「ほんわかファミリー」の動画でお楽しみいただけます。
(コメの除草を田車でやって死にそうになっているところ、この時除草剤を使わんかったんよね、、)
三人の雇用者
この当時から通年雇用を意識した経営をしたいなと思っていたので、というか5月に1カ月だけ、10月~12月に短期で雇用みたいなので人は集まるのだろうか?と思っていたので、働いてもらうなら1年通して仕事を用意していた方がいいかなと思っていました。
前回の投稿の一番最後に出てきた あしけんと一緒に働きたいなというのもあったので、どうやったら一緒に働けるだろうかという事をとても熱心に考えていました。
そんなある日、サポートステーション(通称サポステ)というところから就労体験の依頼があり、1名受け入れることにしました。(学生の頃からちほさんは農業と福祉の連携について関心があり、就農当初からそういった体験を通した連携を行ってきていました。)
ちょうど1年目の柿シーズン終わりごろに1週間ほど体験をしてもらいました。個人情報はあまり出せませんが、最初は口数が少なく、でも作業は一つひとつ丁寧にこなすのを得意としていました。(その結果、農業を楽しむことで生まれた「いぬ」という概念のもと、SNSをやっているので興味ある方は見てやってください。https://www.instagram.com/nougyou_dog/)
外に一歩出て、社会に触れ、小さくとも変化して成長し、自分のやりたいことや生き方が見つかればいいなという思いの元、農業体験後も継続して雇用することにしました。
この年ちょうどコロナが蔓延し始めた時期でした。
青年海外協力隊に行く予定だった私の元同僚が、「ちょっとの期間バイトさせてほしい」とのことで、うちで働くことになりました。(なんやかんや1年以上やってたかな?)
そしてそして、6月下旬ごろ待望のあしけんが入社することになります。
2年目にして、合計3人雇用することになったのです。
あしけんについて
ここで少しあしけん情報。
あしけんは、私(ひろき)の兵庫県の中学・高校の同級生で、ソフトテニスを共にやってきた仲です。ざっと17年くらいの付き合いになるので、今も一緒に仕事で来ているのはなかなか面白い事だなと思うのです。
彼は高校卒業後は、近畿大学で土壌学を専攻し、京都大学院修士課程も卒業した研究熱心というか研究の鬼でございました。
卒業後は島根の種苗関係の仕事を2年間した後、須山農園に来ることになります。
そんな彼だからこそ現在は栽培管理などいろんな場面で助けてくれている存在です。
ちほさん、躁鬱病になる
あしけんが須山農園に来た頃は、梅収穫と梅干し作りでバタバタしている時期でした。
日々の精神的な負荷、いろんな事情が重なったこともありますが、急遽躁鬱病でちほさんが入院することになります。
(当時の状況はこちらから)
ご飯を食べることも、寝ることもままならず、子供のような無邪気な状態になってしまいました。
発病から1週間で入院、1か月後退院という流れでしたが、退院後まだまだ情緒が不安定で、以前のようなはつらつとした姿もなかったのです。
当時、ちほさんへの心配も、農園経営の心配もありましたが、あしけんが住み込みで一緒にやってくれていたこともあり農作業的にも、精神的にもすごく助かりました。
また長くなっちゃったので、次回に続けます~。
書き始めたら止まらないものです。
また長くなっちゃったので、次回に続けます~。
書き始めたら止まらないものです。