2024/02/18 22:15
須山農園のひろきです。
ザーッと5年間の須山農園を振り返ってみましたが
5年間の経験を経てやっと今野菜を育てられるようになったり、「仕事」として成り立つ農業の基礎ができてきたなぁという感じがしています。
でも、今年が正念場なのです。
これまで5年間認定新規就農者として農業次世代人材投資資金を受けながらやってきました。
こういった補助金があったおかげでいろんな人を雇用しつつも、チャレンジしてこれたのでありがたい限りです。
今年6年目には、そんな補助はないのです。
自転車の補助輪が外される瞬間です。
自立した経営で安定させながら前へペダルをこいでいくしかないのです。
だからこそこの5年間という時間は私にとっては宝のような時間で、数多くの失敗もしてきましたが、おかげさまで多くのことにも気づかせていただいたように思います。
その中でも
「心身を我慢させながら働かない・働かせない」
というところが一番心に刺さっています。
大好きだった農業で躁鬱病になったちほさんの事
まだ30代なのにヘルニアで腰を痛めてしまったあしけんの事
この二つの事件は私の中でとても重要な出来事で、今年以降の経営にも大きくかかわってくることです。
このことについて、先日先輩経営者の方からアドバイスをいただきました。
「君が一生懸命頑張って我慢しながら必死にやっているからこそ、周りのみんなもそんな姿をみて、つい我慢してやってしまうんじゃないか」
「日々上昇気流を起こせるように、あなた自身が我慢しない状態を取るといいと思います」と。
あぁその通りだなと。
無意識のうちに我慢しながらも必死にやっていることは多いなと思いました。
日々の日常や大切な時間を犠牲にして育った野菜で誰が元気になるというんだろうか?
自身を含め、当農園で働くみんなが健やかな生活を送り
当農園の商品でお客様の日常にほんの少しでも「わくわく」が生まれ
まっとうな利益を得られる仕事を生み出し
それでいて持続的な環境・地域社会になるような仕組みづくりをすることが
今須山農園に求められている「変化」なんだろうなと
今そう思っています。
そんな農園になるにはどうしたらいいかを考えるのはとてもわくわくするのです。
今年一年、どころか数週間単位で須山農園のいろいろが変っていくと思います。
変っていきたいです。
「あぁ、須山農園あってよかったな」、「わくわくするなぁ」
そんなことを言ってもらえるような農園にしていきたいと思います。
先日たくさんの良い写真を撮っていただきました。
これが現在の個性あふれるメンバーたちです。
いずれ紹介文も載せられたらいいなと思ったりしていますのでご期待ください。