2024/05/20 14:41

いつもご覧いただきありがとうございます。
須山農園のひろきです。

先日須山農園とキュウリについての取材を受けたのですが、キュウリ栽培はたくさん失敗してきたこともありたくさん語ってしまいました。(完成の連絡があればシェアします)

キュウリを1株から10本くらい収穫するのは簡単なんですが、100本採ろうと思うとなかなかに難しいのです。
今ある設備でどう育てるのか?
農薬の使用をしないという縛りの中、いかにキュウリが健康な状態を持続させるか?
その上で唸るほどの美味しさにどう近づけていくか?
じゃぁ健康な状態ってどこまでを指すんだろうか?

考え出すとキリがありません。

《見るからに美味しい張り艶のあるキュウリ》

「ハクサイが高いから何とかしてほしい!」

先日久々に出会った方から
「ハクサイが1/4で200円なんて高すぎる!何とかしてよ!」
という話を聞きました。


もちろん今のシーズンに私たちはハクサイを育てていないので、そもそも当農園の野菜について言われたわけではありませんので、私に言わないでよ!と思いましたがw

ですが、野菜が高いという話はいたるところで聞きます。
基本的には需要と供給のバランスもあるけれども、環境の変化による作物の出来不出来が左右しているというのはあるかと思います。

そもそもなぜ高いと言われるのか?何をもって高いというのか?
いつもスーパーで販売されている野菜と私たちが育てている野菜の違いって何なんだろうか?

そんなことを前から漠然と考えていましたが、今回の件で少し全貌が見えてきた気がしました。

私たちの多くは、というか全員何かを食べないと生きることができません。
それは米や麦であったり、野菜や果物、肉などなど。
水もですね。


この必需品であるがゆえに基礎的な支出が増え「家計が圧迫する!」という感覚なんだと思います。
だから数十円の変化で高いだの安いだのという事になるのかなと、私はそう認識しています。


この「高い」「安い」論争はメディアによる影響もあると思いますが、その商品の価値に対しての「高い」「安い」ではなく
「今まではこの値段だった」「あそこのスーパーではこの価格だった」「産直売り場では、もっと安く売っていた」という相対的な評価が多いと思います。

少し話が変りますが

皆さんパン屋さん好きですよね?(突然)

「パン屋さん」と聞くだけでよだれが出ます🤤
私もパン屋さんのパン好きです。どのパン屋に行ってもなぜかカレーパンを買ってしまうのは私だけではないはず!!
なんでこんなにも旨いんだよ!と頬張ってしまうわけです。

さてここで、一つ疑問にぶち当たるわけです。

この時、私たちは「パン屋」に向かって
「このパン高い!スーパーではヤマ〇キの食パンが〇〇円で出ているのに!!」
とパンを相対的に評価をしている人をあまり見たことがないのはなぜだろうかと。

それはおそらく、「スーパーで売ってあるパンは大手が大量に生産してるから安いんだよ。」「町のパン屋さんは、小規模でやっていてこだわって作っているから美味しさも違うし、出来立ては格別なんだ高いのは当たり前」という事をいつの間にか無意識のうちに認識しているからではないかと思うのです。
(他の意見あれば教えてください)


じゃぁ、農家の育てる野菜はどうなんだろう?
「スーパーで売ってある野菜は大手が大量に生産してるから安いんだよ。」
「地元の農家は、小規模でやっていてこだわって作っているから美味しさも違うし、出来立ては格別だから高いのは当たり前」
と思ってもらえる割合は、パンに比べて圧倒的に低いのではないかと思うのです。

《トウモロコシのトンネル、収穫体験を子供とワイワイしたら楽しそう!》

長くなりましたので、二つに分けます