2024/05/13 00:16
いつも見ていただきありがとうございます。
須山農園のひろきです。
今日の夕方に近所の友達から「近くの田んぼにコウノトリがいました!!」と連絡がありました。
ほ~んとに近くだったので、雨降りの薄暗い中、探しに行ってみることにしました。
教えてもらった場所には、カモ一匹💦
でも近くにまだいるだろうなぁと思い探し回る事 数分
いました!
近くで見るのは初めてでしたが、なかなかの迫力です!
最近一眼レフ買ったばかりだったのでかっこいい写真が撮れました。
脚についている識別カラーを調べてみると、どうやら雲南市で2023年4月12日に孵化したことが分かりました。
(追跡調査で来て凄い)
ちょうど1歳1か月の記念日にお越しくださいました。
思ってたよりも大きく首は結構太めでかっこよかったです。
自然の豊かさとは何だろう?
写真にある通り、ちょうど民家や商業施設が立ち並ぶ場所と山や田畑があるところの狭間のような場所で須山農園は営農しています。
こんな場所にもコウノトリはやってくるんだなぁと思うと同時に、自然の豊かさとは何だろうか?と考えるきっかけにもなりました。
コウノトリは、乱獲や生育環境の減少、農薬等化学物質による汚染で一度国内では全滅したと言われています。
大型の肉食の水鳥(高次消費者)であるが故に多様な生物環境が減少したことの指標になっていますが、現在野生の生息数が増加しているのは、生物環境が多様になって来た証拠でもあるのかもしれません。
「コウノトリがやって来たからここは自然が豊かだ!」
と簡単に言えないのは
もし友達や私が目撃しなかったら「コウノトリがいた」という事実さえもなく明日もまた変わらない一日が来たと思うし、今までにも私たちが知らないだけでよく来ていたのかもしれないのです。なんなら、何万種類という生物の中に1種類の大型鳥類が一瞬増えた事が豊かさなのだろうか?とも思います。
そう考えると、豊かさとは少しあいまいな表現で、人間の主観なんだなと思いました。
それと同時に、今目の前にあるものへの見え方や知識量が変ることによって「自然が豊かである」とも言えるようになるんだなぁと。
この世では、ヒトを含め多種多様な生き物が交差しながら生きています。大きな生き物から目に見えない小さな生き物まで。
コウノトリのように大きく目立ち既知のものはわかりやすい、けれども、目に見えなかったり、小さかったり、知識が無ければ
今目の前にあるその豊かさに気づかず通り過ぎてしまう事も多いんだろうなと思います。
「心を豊かにする」とは「普段見過ごされていく事にも気づく・認識する」こと???
コウノトリから考えたついた「豊かさ」から考えると、「心を豊かにする」という事は言葉や行動、事象が聞こえるとか見えるとかに関わらず「普段見過ごされていく事にも気づく・認識する」という事なんじゃないかと思いました。
私は、農業を通してどれだけ見過ごさずに日々を集中できているだろうか。一緒にいる仲間の事を見過ごさずにいられているだろうか。目の前に起こる自然の摂理にどこまで気づけているだろうか。
そう思わずにはいられませんでした。
明日から「普段見過ごされていく事にも気づく・認識する」という事を意識できたらいいな。
はてさて、告知と言いますか
須山農園で一緒に野菜や西条柿の過程を楽しめるような仕組みをはじめました!(詳細はこちらから)
すやメンの皆様には、年間40品目の季節野菜の栽培管理、収穫や袋詰め、柿の栽培管理(摘蕾・摘果・収穫)など、須山農園のその時々の仕事がシェア出来たらいいなと思ってます。(個人で繋がっている方は直接連絡してくださっても大丈夫です😊)
普段農業や地域の維持活動には無縁の方にこそ、この過程の楽しさや面白さ、難しさ、そして須山農園らしさを共有出来たらいいなと思ってます。
なんでこんなに若者たちが集まり、大庭で農業をやっているのか?そんなことが楽しめる時間になると思いますので、気軽にご連絡ください~